CLIP STAND made by Woodyman
BLOG DAILY 2020.02.19
重ねるだけじゃない、挟むレコードスタンド
鹿児島を拠点に木工制作しているWoodymanに、レコードとCDをディスプレイするためのスタンドを作ってもらいました。
Woodymanこと上野晃宏氏とは大学の頃からの先輩で、昨年より独立したとの報告を受けて何か作ってもらいたいなぁと思いお願いしたのがきっかけです。
基本的にはレコードとCDをよく聴くので、それらを複数枚重ねることのできるものがほしいとオーダーして、あとは自由にお願いしますーとだけお願いしただけでした。
そして現れたのがこのクリップ型のスタンド。最初は「なんだこの形は…」って一見してもどう使うものなのかイメージが全くつかめなかったんですが、
組み立てると立体的に浮かび上がり、スタンドらしい形に!
レコードを置いてみましたが、とってもいい感じです。
このスタンドはただ重ねていくだけでなく、聴き終えたレコードを後ろに挟むことでCDに対応できるという点もカバーしていますが、すごいなと思った点はディスクの前後関係がわかるということ。
これってDJ的発想ですが、曲と曲をつなぐ時にはそれぞれの共通点や意外性を探っていきます(BPMとか曲のジャンルとか) 。その際に重要なのが前後間の繋がりなんですが、このレコードスタンドはその関係性を見えるようにし、前後のアルバムで時間の流れを作っているんです。
今までなら一つのアルバムをかけたあとに「次の曲は〜…」ってなると、もう聴き終わったレコードを思い返すことなんてなかったですが、このスタンドは「あのアルバムの後になんでコレかけたんだっけ…」とか「このレコードの次はコレだろう」って、順序と選曲を考えるきっかけを与えてくれました。
非常に軽く、畳んだときの見た目も
かわいいです。
既製品にはない、体験もデザインされたプロダクトに仕上げていただき大満足でした。ストリーミング全盛の昨今でもレコード・CDを愛するリスナーにぜひともオススメしたいです。
Woodymanは鹿児島にて木製品を中心に制作していますが、オーダーだけでなく、アイデアあふれるプロダクトもデザインしてもらえます。欲しいサイズの家具がないから作って欲しい…とか、お祝いに子供にプレゼントしたい!とか、いろんな要望に応えてくれるはず。
現在WEB上ではinstagramのみの運営のようなので、興味のある方は下記のURLよりお問い合わせください。
上野 晃宏(@woodyman2019) • Instagram写真と動画